第5回ふくしまサイエンスコミュニケーター養成講座を開催しました!

 2020年10月11日(日)コミュタン福島にて、第5回「ふくしまサイエンスコミュニケーター養成講座(以下FSC講座)」が開催されました!
 テーマは、「SDGs講話 『SDGsと身近なくらしのつながりを考えてみよう!』/分かりやすく伝えるための技術を学ぼう-効果的な表現方法を学ぶ-」です。今回も福島大学の岡田先生を講師にお迎えしました。

 SDGs講話では、東北環境パートナーシップオフィス(EPO東北)、東北地方ESD活動支援センターの鈴木美紀子様に、「SDGsと身近なくらしのつながりを考えてみよう!」というテーマでお話しいただきました。
 世界で起きている様々な問題と私たちの暮らしがどのようにつながり、そして暮らしの中で私たちがどのような取組をする必要があるかを学びました。

 SDGs講話の後は振り返りです。
 SDGsの印象について、メンバーからは「素晴らしい目標」、「すべて達成するのは難しいだろう」、「時間がかかりそう」、「説明の仕方が難しい」など様々な感想や意見が出ました。
 サイエンスコミュニケーションとの関連についても考えました。

 午後からは、霧箱実験をしました。
 「ペットボトル霧箱」を作成し、まずは線源を入れて、放射線を観察。次に線源を取り除いて自然放射線も観察しました。
 霧箱の原理や作成のポイントを再確認することができました。

 続いて、環境放射線モニタ(ラディ)を使って、環境創造センター敷地内の放射線測定を行いました。
 建物の中、駐車場、砂利や土の上、マンホールの蓋など、様々な場所を測定しました。また地表からの距離を変えて測定し、値がどう変化するかなども調査しました。

 測定後は、他のメンバーに測定結果を共有しました。
 建物の縁や駐車場、斜面の土など、様々な場所の測定結果が集まりました。
 さらに、測定結果から何が言えるか、どう説明するか、考えました。

 今回、SDGs講話を通して、世界規模の問題のために私たちが普段の暮らしの中で何ができるか、考えることができたかと思います!
 また、霧箱実験やラディを用いた放射線測定を通して、放射線の特徴や性質などを学び、学んだことをどのように説明するか考えました。自分の言葉で説明するのは難しいですが、講座を通して身につけていきましょう!
 次回は、福島イノベーション・コースト構想の講話を聴講します。
 今後も、サイエンスコミュニケーション活動を楽しみながら学んでいきましょう!