第3回ふくしまサイエンスコミュニケーター養成講座を開催しました!
2020年9月13日(日)コミュタン福島にて、第3回「ふくしまサイエンスコミュニケーター養成講座」が開催されました!テーマは「放射線について学ぼう-放射線の基礎を実験で確かめる-」です。今回も福島大学の岡田先生を講師にお迎えしました。
オリエンテーションでは、前回の宿題だった放射能の単位Bq(ベクレル)について、受講生の皆さんに調べてきたことを発表していただきました。発表後、岡田先生から解説がありました。
午前中の講義では、放射線の種類や性質、身の周りの放射線、放射線の単位等、放射線の基礎を学びました。
卓上霧箱を用いて、本日1つ目の実験を行いました。自然放射線の飛跡の観察、α線が紙1枚で遮へいされることを観察、放射線の数が減少する様子(半減期)の観察しました。
実験後、「ペットボトル霧箱」について、卓上霧箱との違いや作成する際の注意点等を考えました。
午後の講義では、放射線による健康影響、放射線測定器、被ばく評価等について、さらに放射線の基礎知識を深めていきました。
本日2つ目の実験では、放射線に関するオリジナル実験プログラムの作成を行いました。
グループごとに、サーベイメーター、各種試料、遮へい体等を使用した実験プログラムを考えました。
身の回りの放射線を調べる実験や遮へい効果を確かめる実験等の発表がありました。
発表後、コミュタンサイエンスアカデミアで講師を務める本田さんから、小学生・中学生と接する際のポイントについてアドバイスをいただきました。
今回は、2つの実験と講義を通して、放射線の基礎について詳しく学びました。
次回は、コミュタンサイエンスアカデミアとの合同開催です。小中学生との交流を通じてサイエンスコミュニケーションを体験します。